保険会社に怒っても意味がありません。その理由とは?
自動車保険に加入している以上、毎月それなりの保険料を支払っているのだから、万一の時は手厚い保証を受けられるものと思ってしまいますね。
しかし実際には、予想していたのと全く違う対応に腹を立ててしまう事も珍しくありません。
万一に備えて毎月保険料を支払っているのに、これでは意味がないと保険会社の理不尽な対応に思わず声を荒らげて怒ってしまう事も珍しくありません。
交通事故の場合どちらが悪いのかによって、保険会社の対応も違ってきます。
例えば100%相手が悪い場合もあれば、100%こちらが悪い場合もあります。
車対車といった物損事故の場合と、人に怪我をさせてしまった場合は人身事故となるので当然保険会社の対応も変わってきます。
しかし保険会社としても保証はするが1円でも保証を安く済ませたい、これが本音です。
こちらにとって初めての交通事故でも、保険会社の人は百戦錬磨ですからなんとか上手く言いくるめようとしたり、十分に対応できないなどあの手この手で揺さぶりをかけてきます。
ここは保険会社の担当者による違いもありますが、交渉中に腹が立っても保険会社の人にストレートに怒りをぶつけてしまうのはよくありません。
相手も人間ですし感情があるので、怒りをぶつけるとお金を払わないと言い出す可能性もあるからです。
保険会社への対応の仕方
まず担当者に納得いかず話にならない場合は、担当者を変えてもらうという方法もあります。
中には担当変更できないと言われる事もあるかもしれませんが、言ってみるだけの価値はあると思います。
意外と多くの人が勘違いをしてしまうのですが、自分が任意の自動車保険に加入していても、相手が100%悪くてこちらには一切過失がない場合は、自身が加入している保険会社は何もしてくれません。
プランによっては、過失ゼロでも怪我をした場合のお見舞い金などが出る場合もありますが、基本的に過失がゼロの場合は保険会社では対応してもらえません。
イザ交通事故にあってみて初めて知るという人も多いのです。
自分には一切過失がない場合は、加害者側の保険会社の人と交渉しなければいけません。
自分で交渉する自信がない場合は、交通事故に詳しい知人に相談するか、弁護士に依頼するといった方法もあります。
交通事故の被害者になるとつい感情的になってしまいがちですが、保険会社の人と交渉をする場合は冷静さも大切だと覚えておきましょう。